シリウス星☆出身?!ヴィーガン宇宙人のスピリチュアルブログ 

食・愛・笑を好む、ちょっとおかしな私の体験記を日々綴っています♡

ジブリへの憧れ その②

昨日の続きです!

 

大学卒業後、初めて勤めた企業で3年くらいが経った頃から少しずつ転職を考え始めていました。

 

その当時、スタジオジブリでデジタルペイントのスタッフ募集の案内をHPでたまたま見つけ、ダメもとで受けてみようと思いました。

 

まず一次選考の試験は課題作文でした。「あなたにとって働くとは何か?」というテーマで自分の意見について述べるようなものだったと思います。
そして、幸いにも私はその一次試験に見事合格することができました!
「ちょっと、もしかしたら本当に就職できちゃうかも!」なんて思い始めた瞬間でもありました。
そして、二次選考は実技と面接試験のため、会場であるスタジオジブリの本社に行くことになりました。それまでテレビでよく見ていた、あのジブリの本社の中に自分が入れるなんて本当に夢のようでした。

 

詳しい試験の内容は非公開なのでお伝えできませんが、その会場はコンピュータがずらりと並んだ部屋で、その一つの席に座らせてもらいました。日々きっとスタッフがここに座って、デジタルペイントなどの作業をしているんだろうなと思い、内心超感激していました。

 

また、待ち時間の間に女子トイレをお借りしたら、一面薄い綺麗なブルー色になっていて壁や手洗い場など所々にジブリ作品の絵が描かれている、とっても素敵なトイレでした。設計はどなたがされたのかわかりませんが、何となく宮崎駿さんの女性に対する優しさが表れているような気がしました。

 

最終的に、私はその二次選考で落ちてしまいましたが、「ジブリの本社の中に入れた!」ということだけでもかなり満足で、一生の思い出になるくらい嬉しい体験でした。もしこのとき仮に採用されていれば、「借りぐらしのアリエッティ」のペイントを担当することになっていたみたいです。
翌年も同じ時期に募集があり、リベンジと思って受け直したのですが、今度は一次選考で落とされてしまいました。

 

その後、それでも心のどこかでまだ完全には諦めきれない自分がいました。そこで、今からでも遅くないと思い、アニメーターの専門学校に通うことを考え始めました。当時もうすでに25歳を過ぎていましたが、体験入学を申し込み背景美術コースで実際の講師の先生に話を聞きに行きました。

 

そこで出会った講師は「こどものおもちゃ」という少女漫画のアニメーションの背景を担当されていた方でした。
実際に描き方のコツを教わりながら私も簡単な背景画を描いてみたり、プロの仕事の現場の話を聞かせてもらいました。
特に私が印象的で覚えているのは、描き上げるのにほぼ徹夜で三日間かけた背景画(実際見せてもらいましたがすごい大きくて緻密な絵でした。)が実際アニメの放送で使われたのはほんの2、3秒くらいだったという話でした。
また毎週テレビ放映があるため、かなりスケジュールに追われる過酷な仕事であることも知りました。
その方が最後に言ったのは、「これは、単純に絵を描くのが好きだからといってできる仕事じゃない。どんな状況でもどんなものでも求められる絵を期限内に描くという仕事だから、それに耐えられないなら辞めた方がいい。」という言葉でした。

 

私はその時、現実を知って「ハッ!」とした感覚になり、初めてこの仕事は自分には向いていない、なんて甘っちょろい考えでやろうとしていたんだろうということが心から理解できました。
そして、その専門学校の体験入学のおかげで、その道を完全に諦めることができました。アニメーターになるという夢は高校生の頃に抱いたものでしたが、ここでようやく終止符を打つことができました。

 

心残りなことがあると、時期が経ってからでもまたそれが再燃してくることがあるので、何事も悔いなく自分が納得するまでやり尽くすことが大事なんだなとこの経験から学びました。

 

そして、私のスタジオジブリへの憧れは「憧れ」のまま心の中にしまっておくことにしました。

 

いつもありがとう
すべての存在に感謝☆彡